●金井 重さん…97.8.27…ニューヨーク発

◆アラスカではアラスカに熱中し、カナダではカナダに熱中、アメリカVT州のサマーキャンプと、その時々に熱中して、今はNYです。ほんとに遊びというのも、体力と根性ですね。体力が落ちた今は、一日遊ぶとフラフラ。NYは疲れる町です。
◆アラスカもカナダも旅行者天国でした。スケールのでっかい大自然の中で治安もいいし、人間もいいしです。何にもない町の店で人参かっていたら、奥さんが家に泊まれ、じゃあお茶に来いよと誘います。何と彼女のまきずしなどごちそうになりました。息子が一年、交換学生で日本に行っている、家には日本女性をホームステイさせていて覚えたというわけです。
◆バスで一緒に待った女性は小学校の先生。同じ年の亭主は途中から農業(跡継ぎは町に出たのでいない)65歳になったら農地も牛など動物も家も売ってどこかに住むのだそうです。なんか固定してないところがいいですね。人生はその時、その時だと思います。
◆NYも旅行者に住みやすい町です。バスも地下鉄も24時間走っていて、車がいりません。たべもの屋はどこにでもピンからキリまであって助かります。サービスタイムならワイドなピザが1ドル。夜はアッパータウン窓の下の皇帝で遊ぶ子供たちや大人のスペイン語の声が夕風と一緒に入ってきます。人間どこでも生きられるし、どこで暮らしても基本的な暮らしは同じですね。NYにも日本の古本屋があるんですよ。日本レストランも多いし、働いている人も多いでしょう。本屋にブラリと入って、あっこんな本がここでは売れるのかと表紙をながめたり。
◆カナダでもNYでも、その土地の日本語の新聞読むのが好きです。どこで生活している日本人の気持ちがビンビン伝わってきます。ついおせっかいにも「やってますね。元気でね」と心のメッセージを送ってしまいます。さあ、雨だったりちっとも暑くないNYですが、今日は快晴、今から外出です。では又ね。
※エクアドル8月30日付消印の封筒に「NYはいそがしく、ついここまできてしまいました」と書いてありました