■特別寄稿(前号からの続き)

●金井重さんから…

1冊に134冊 パートII
◆さてさてパートIIとはなんたること。なぜ“其の二”にしなかったのか、ほんま恥ずかしいわー。昭和一ケタがこれでは、日本語がやせ、カタカナ英語が氾濫するのも無理ないわい。
◆実は1989年2月、アフリカから帰ってきたら、国鉄が消えてJRになってたんよ。悲しいねー。もう酷電と呼べない残念さ。このときのショックが大きすぎて、電電公社の変身、NTTにちっとも驚かないという、後遺症まで残ったシゲでしたが、東北道の田んぼの中で、でっかいJAの看板にはさすがにビックリ。「農協さん、汝もか」
◆さて本題に戻って、いや入って、まず134冊にちょっと補足させて下さい。1.上・下本を1件として記入し、冊数を数える時、1冊としてしまいました。(例、東南アジア紀行上・下、洋夜特急1~3)2.書名のみで、著者名がないのは省略しました。3.書名、著者名とも英語の綴りも省略。4.実行委員会編の報告書は割愛。5.「地平線から」も地平線のみなさんは、すでに必読のはずという独断で割愛。6.雑誌もあります。号数なしで冊数も不明。1件を1冊と扱いました(例、ナショナル・ジオグラフィック)
◆と、いうわけで、旅した年数、国の数にこだわるシゲも、地平線を駆ける旅人たちの「最近おもしろく読んだ本」を数えることはできませんでした。そこでグリコのおまけ。転んでもただではおきないシゲも考えた。
◆「もしあなたが無人島に行くとしたら、なにを一冊もって行きますか」皆さんも考えてね。シゲも迷ったけど、やっぱり薄くて小さいこの一冊「奥の細道」です。朝とか昼寝のあととか、朗々と音読するのもいいと思うよ。
◆月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人なり…そう言えば第1回報告者の三輪先生が、奥の細道を走る計画を練っている様子。「あぁらいいわねー。無人島の前にまず伴走だわ」と、シゲも狙っているのです。
◆注、グリコのおまけ、森永や明治キャラメルにはおまけはないけど、グリコにはついていた。このおまけもチョー魅力だった。