●金井重さんから…96.12.1

1冊に134冊 この珍本の名前は? パートI
◆地平線のみなさん、こんにちは。今日は午後から雨になってしまった。シゲはおもむろに、窓社発行の1冊をひもとく。すでに本文は7月に読んでしまったので、今日は下段の「私のとっておきデータ」の[4]「最近おもしろく読んだ本」を拾い読みする。時々本文の人物と照合し、怪しげに頷く。
◆うーん。みんな真面目にちゃんと書いてるなー。なんと134冊もある。さてさてこのうちシゲが読んだ本は9冊、これで「晴遊雨読」とは、ザンキの念で134冊を眺めていたら、お!シゲさんの地球ほいほい見聞録もあるではないか。誰?この奇特な方。あ、あの3人子持ちの若いかあちゃんだ。嬉しいねー。と舞い上がり、「よーしビール券どーんと送るぞ」と心に誓うのでありました。
  キコキコと自転車をこぐ小春みち
◆おわかりでしょうね、この名句。シゲ・シゲ(行け行け)図書館なのです。浦和図書館の在庫は120冊、シゲが用意したリストは次の3枚。
1. 複数の方があげた本
森の回廊=6人、ワイルド・スワン=3人、脳内革命、宇宙からの帰還、もの喰う人々、逃TAO=各2名
2. 著者が複数
辺見庸、沢木耕太郎=各3冊、立花隆、吉林昭、クリシュナルムテイ=各2冊
3. シゲが選んだ本
サハラに死す、真言秘密行法、ひみつつたえふみ
◆上のリストのうち、3は残念ながら3冊とも在庫なし。1のうち森の回廊とTAOは貸し出し中。そう、それじゃあとりあえず脳内革命でいくか。「それも貸し出し中で、予約者は128名です」
◆えっ!138名、驚き桃ノ木サンショの木。さすが情報化時代だねー。人が読むものだけ、人は読みたがるのだ。ああ恐ろしい。(以下次号)