■012 ガラパゴスに遊んだ金井シゲさんから絵葉書
イグアナとアホウドリとイルカと戯れながらめぐらす、シゲ流・共生の思想。

南米旅行中の金井重さんから、絵葉書が届きました。どこにも差出人の名前が書いてなくて、最初はオヤッと思ったけど、本文中にありました。だいたい、余白に俳句を書いてくる人は、シゲさんしかいない。シゲさんは労働運動が長いので、ストにも思いやりがあるようです(^^;。“斗争”も、らしいですね。
生まれたてのビクーニャ(リャマ?)を抱いたインディオの子供たちの写真です。解読するのが、ほーんとたいへんでしたが、たぶんこれで間違いないはず(^^;。いちばんわからなかったのが「ベッドが動かない」というところ。我ながらほれぼれしました(^^;。ここは、揺れる船のベッドのほうがよく眠れるってことでしょうね。(丸山純)

夏の雲 イルカのむれと 泳ぎけり
人族に 戻る我はむ イルカあり
人族を 忘れてイルカと 泳ぎけり

ガラパゴスは想像以上でした。毎日泳ぎました。熱い溶岩、白い砂浜、ゴツゴツしたサボテン。そしてイグアナ。青足かつおどりがせっせと孵化した赤ちゃんどりと、赤道直下の太陽を浴びてきました。グアヤキルに戻ってこの夜、なかなか眠れません。ベッドが動かないので。
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船は10人乗り。欧米の彼女たちは全員20歳代。高い船のヘサキからダイビング。シゲは船の後からドボン。欲張って最後まで泳いでいたら、イルカにかまれて大騒ぎ。どこにもキズあとなし。散々遊んであげたから、最後にちょっとイタズラ?
とにかく人間にだけ特別じゃない。とりも魚も植物も人間も皆同じですね。あたり前ですが、でも彼らと同居し共生した実感です。
ベネズエラではエンゼル・フォーレスに行くはずでした。空港に着いて、リック重し。航空ストにどっと汗。突然のストは迫力がありますね(やるぞやるぞというスケジュール斗争と違います)。ほんとにあわてました。でも仕方ないよ、ストなんだから。
では、またね。
読めますか? 地平線によろしく。5/25
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